もうすぐ卒業式シーズンですね。
大学生・専門学生にとって卒業式の服装は、
悩みのタネのひとつかもしれません。
特に女子大生の中には、せっかくの晴れ舞台ですし、
卒業式には袴を着てみたいという方も多いのでは?
いざ、卒業式に袴を着るとなると、
早めチェックしておくべきことがたくさんあります。
今回はそんな、卒業式で袴を着たい女子大生向け、
袴選びのポイントについて紹介してきます。
夏ごろまでには卒業式で着たい袴の下調べをしておこう
袴選びは早さが肝心です。
より早い時期から動き出した人が、
卒業式に自分に合った袴を着られると言っても過言ではありません。
そう言われている理由は単純で、
選ぶのが遅ければ遅いほど、
袴のレンタル予約が埋まってしまうためです。
卒業式に袴を着る場合、袴を購入しようとすると、
安くても30万近いお金がかかってくるため、
まず間違いなくレンタルを利用すると思います。
あなたがそうであるように、
袴のレンタルを考える方は全国にいらっしゃいます。
すると袴のレンタルショップには、
卒業式を控えた女子大生からの予約が殺到することになります。
特に人気のデザインは予約が埋まるのも早く、
場合によっては人気のデザインはおろか、
柄やサイズすら選べなくなってしまうことも・・・
そのため、早めに下調べをし、
人気のデザインや着たい柄を押さえてしまうのがおすすめです。
「とにかく早めに!」とは言っても、
袴のレンタル時期にはある程度の目安があります。
袴のレンタル申し込みがピークに達するのは、
だいたい9月~11月ごろと言われています。
この時期には人気の袴は予約が埋まっていることも多く、
じっくり自分好みの一着を選びたいなら、
下調べや予約は夏ごろまでに済ませておくのがベストです。
とはいえ、こういったことはネット上だけでなく、
すでに卒業式で袴をレンタルした経験のある先輩方から、
教えてもらっている方も多いです。
そのため、ここではより具体的に、
6月ごろからの袴の下調べや予約・申し込みをおすすめします。
自分に合う袴の選び方
自分に合った袴を選ぶ一番のコツは、
とにかくいろいろ試着してみることです。
袴はカタログだけでは着た際のイメージが難しく、
レンタルでは申し込み前に、必ず試着をするお店も多いです。
とはいえ、実際に何着も試着するのは時間がかかりますし、
お店に出向く前にある程度の目安をつけてきましょう。
体型から選ぶ
袴の印象を大きく左右するのが体型です。
基本的に袴は痩せ型より、
気持ちふくよかな方が似合うとされています。
そのため、痩せ型の方は大きめの柄をチョイスしたり、
“蝶結び”などの結びの大きい帯を選ぶことで、
全体的なボリューム感を意識しましょう。
少しふくよかな体型の方は、
上半身は濃い色合いで、柄が少なめのものを選ぶと、
すっきりまとまるのでおすすめです。
また、襟元などを詰めすぎると、
よりふっくらとした印象を与えてしまいがちです。
そのため、普通より少しゆとりのある着付けをすることで、
ちょっと着痩せして見えると思います。
身長から選ぶ
身長も袴を選ぶうえでは重要なポイントです。
基本的に身長が高めの方は大きめの柄、
身長が低めの方は小さめの柄がよく似合います。
また、身長は帯の位置や形にも大きく関わってきます。
身長が高めの方は“変わり結び”などの、
大きめの結びの帯を選ぶことで、全体のバランスが良くなります。
身長が低めの方は帯を少し高い位置にすることで、
腰の位置を高く見せる効果が期待できます。
お肌の色合いから選ぶ
袴選びで体型などの次に重要なのが、お肌の色合いです。
基本的に袴は、色白のお肌に一番似合うとされています。
淡い色なら白いお肌と合わせて、華やかでかわいらしく、
濃い色なら大人っぽい落ち着いた雰囲気にまとまります。
ピンクやイエローの色味の強い、
明るめで健康的な色合いのお肌には、
白を基調とした明度の高い色の袴が似合います。
ただし、お肌と似た色を選ぶと、
相対的にお肌がくすんで見えてしまうため注意しましょう。
髪の色から選ぶ
袴は髪の色でも印象が大きく変わってきます。
髪色は黒に近ければ近いほど、
袴を着た際に重く堅苦しい印象を与えがちです。
そのため、黒髪の方は淡い色や明度の高い色。
また、柄物などの華やかなデザインを選ぶのがおすすめです。
逆に髪色が明るめの方は、
紺や紫、えんじ色などのやや暗めの色の方が、
大人っぽい印象でバランス良く着こなせると思います。
自分に合いそうな袴の目星がある程度ついたら、
実際に試着をしてみましょう。
サイズなどについては試着の際に、
お店の方が見繕ってくれるので心配ありません。
採寸を事前に自分である程度行う方もいますが、
お店の方や着付け師さんに任せた方が、早いうえに確実です。
袴のデザインや色の組み合わせ方のポイント
袴は上下の色味や柄の組み合わせひとつで、
与える印象が大きく変わってきます。
色については、基本的に淡い色よりも濃い色の方が、
より引き締まった印象を与えやすいです。
そのため、タイトな雰囲気に仕上げたいなら、
上下のどちらかに濃い目の配色をするのがポイントです。
また、袴に対して柄の面積が少ないものは、
落ち着いた印象を与えやすいです。
その反面、淡い色合いの袴に小さめの柄を選んでしまうと、
やや寂しい印象を与えがちです。
たとえば、身長の高い方が、
薄いピンクに小さな花柄のデザインをチョイスしたとします。
一見かわいらしい印象を受けますが、
他の袴の方と並ぶとどことなく寂しく感じると思います。
卒業式当日は他に袴の方がいることも見越して、
気持ち派手目な色か大きめの柄を、
上下どちらかに取り入れるのがおすすめです。
袴は上下や帯などのどれかが多少派手目でも、
その分他で抑えれば、全体的なバランスが取れやすいです。
まとめ
卒業式に着る袴選びの基本や、
自分に合った袴を選ぶポイントについて紹介しました。
サイトやカタログだけでは自分に合った袴を選ぶのは、
普段着をネットで買う以上に難しいと思います。
そのため、迷ったらまず一度ショップなどに出向いて、
実際に試着してみるのがおすすめです。
着付け師さんなどと話しているうちに、
自分にぴったりの一着が見つかるかもしれませんよ。
また、卒業式に袴を着る際は、
当日の着付けを手配するのも忘れないようにしましょう。