今年もひな祭りの季節が近付いてきましたね。
ひな祭りにはひな人形などももちろん大事ですが、
いつもとちがった特別な料理も欠かせませんよね?
今回はひな祭りの定番パーティーレシピを、いくつか紹介します。
メインはやっぱりちらし寿司!ひと手間加えてオシャレに見せよう
ひな祭りのメインメニューと言えば、ちらし寿司ですよね。
でも“ちらし寿司”と一口に言っても、いろいろな種類があります。
今回はその中でも、和食としてより一般的な、
“五目ちらし寿司”のレシピを紹介します。
アレンジレシピを考える際も、このレシピが元になるので、
「ふつうのちらし寿司じゃつまらない!」という方も、
ぜひ覚えて作ってみてください。
五目ちらし寿司レシピ
五目ちらし寿司の材料は、4人前なら以下の通りです。
・酢飯 3合
・人参 1/4本
・ゴボウ 1/4本
・レンコン ゴボウと同量
・干し(乾燥)しいたけ 4枚
・油揚げ 2枚
・だし汁400cc
・酒 大さじ3
・砂糖 大さじ3
・醤油 大さじ3
五目ちらし寿司に使われる具材は、その名の通り5品目です。
しいたけは事前に水で戻しておき、戻し汁はとっておきましょう。
また、酢飯に使うごはんは事前に作っておくと、
具材と混ぜる際、冷ます必要がないのでオススメです。
・砂糖 大さじ1と1/4
・塩 小さじ1/2
・酢 大さじ1と1/3
が一般的です。
①具材を切る
まずは人参、ゴボウ、しいたけ、油揚げを千切りにし、
レンコンは薄くいちょう切りにしてください。
②具材を煮る
酒、砂糖、醤油、だし汁、
それとしいたけの戻し汁を合わせてください。
鍋で具材と合わせ、落し蓋をして強火で煮込みます。
このとき、具材が焦げないように注意しましょう。
具材がやわらかくなり、汁気がなくなるまで煮たら、
湯気が収まる程度に具材を冷ましてください。
③具材を酢飯に混ぜ合わせる
具材を冷ましている間、
ごはんと寿司酢を混ぜ合わせ、酢飯を作ります。
具材がほどよく冷めたら、汁気をしっかり切りながらすくい、
酢飯に混ぜ合わせれば完成です。
寿司酢や具材は、しゃもじで切るように混ぜるのがポイントです。
そのままでもおいしいですが、
お好みで卵や絹さやなどをトッピングすれば、
彩りも豊かでオススメです。
イクラや鮭、エビを加えて海鮮風味にするも良し。
ウィンナーや照り焼きチキンを加えて、
ちょっと洋風にするも良しです。
材料次第でひな祭りはもちろん、
様々なイベントのメニューにできるちらし寿司。
ぜひ、基本のレシピを覚えて、
あなただけのアレンジを考えてみてください。
はまぐりのお吸い物のだしを簡単にとるには?
ひな祭りの汁物メニューと言えば、“はまぐりのお吸い物”。
縁起物で作り方もシンプルなので、
ひな祭りだけでなく、和食では人気メニューのひとつです。
シンプルとはいえ、注意すべきポイントをしっかり押さえないと、
おいしく作るのが意外とむずかしい一品でもあります。
そんなはまぐりのお吸い物のレシピと、
だれでも簡単においしく作るコツを紹介します。
まぐりのお吸い物レシピ
材料は4人前なら、
はまぐり(大) 8個
菜の花 4本
水 1000cc
昆布 7.5×15㎝(約5g)
酒 小さじ2
塩 小さじ1/4~1/2
醤油 小さじ1/2
はまぐりはそのものにやや塩味があり、
加えて昆布だしの旨味を活かすため、やや薄味めで作ります。
はまぐりの塩分量によっては、
塩の量を少し調整する必要もあるので注意です。
また、酒は味に奥行きをもたせてくれますが、
入れすぎないようにしましょう。
①下準備
まずははまぐりの砂出しです。
水1ℓ(1000cc)に対し、塩を大さじ2加え、
海水と同じくらいの濃度の塩水を作ります。
そこへはまぐりを入れ、約2~3時間程度砂出しをします。
終わったら殻をよく洗い、軽く水気を切ってください。
また、菜の花は30秒~1分程度で、サッと茹でておきましょう。
②昆布のだしをとる
昆布を水でサッと軽く洗い、水とともに鍋に入れ、
そのまま30分以上放置します。
昆布の旨味をしっかり出すため、
できれば一晩放置するのがオススメです。
③味を整える
だしを十分にとったら、昆布を取り出し、
酒とはまぐりを加えて強火にかけてください。
沸きはじめたら中火にし、
はまぐりの口が開いたら弱火にしてください。
アクをすくい、味をみながら塩と醤油を加え、
茹でた菜の花を添えれば完成です。
はまぐりは火にかけすぎると、
身が硬くなってしまうので注意してください。
とにかく、はまぐりや昆布だしの旨味をとばさないよう、
しっかりと火の加減に注意するのが、
はまぐりのお吸い物をおいしく作るコツです。
どうしてもだしをとるのが不安という方は、
市販の白だしなどを使うのもオススメですよ。
食後のスイーツも忘れずに!かわいいケーキを作ろう
ひな祭りは年に一度、
女の子のすこやかな成長を祈るお祝いの日です。
そんな日にはおいしい料理だけでなく、
食後のスイーツを作ってあげれば、喜ばれること間違いなしです。
そんなひな祭りにぴったりの、
見た目も華やかな“いちごのムースケーキ”を紹介します。
いちごのムースケーキレシピ
まずは土台のスポンジケーキの材料。
4人分(直径15cm丸型)なら、
・薄力粉 50g
・卵(M~L) 2個
・砂糖 大さじ4と小さじ1
スポンジケーキは市販されているもので代用してもOKです。
手作りなら、型には“底取れ型”を使いましょう。
・いちご 300g
・生クリーム 150cc
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 大さじ3と小さじ1
・粉ゼラチン 大さじ1
・水 大さじ3
①スポンジケーキを作る
まずは卵を人肌程度に温め、薄力粉は数回ふるっておくと楽です。
砂糖と卵を割ってボウルに入れ、泡立つようにすばやく混ぜます。
モコモコと泡立つぐらい生地を混ぜるのが、
ふっくら仕上げるポイントです。
泡立てたら薄力粉をふるい、
粉っぽさがなくなるまで、ゴムベラでさっくり混ぜます。
型にシートを敷き、混ぜ合わせたスポンジの元を移してください。
型の底を叩いたり、軽く数回落としたりして余分な空気を抜き、
160℃に予熱したオーブンで30分程度焼きます。
焼けたら型から外し、網の上に逆さに乗せて冷まします。
生地が冷めたら、上の焼き色の部分と、
円の外側から1cmを切り落とし、型に戻しておきましょう。
②ムースを作る
続いてムース作りです。
はじめに粉ゼラチンを水に入れておいてください。
ヘタを取って洗ったいちごと、砂糖、レモン汁を合わせ、
ミキサーなどでピューレ状にします。
そこへ水にひたしておいた粉ゼラチンを、
レンジ(600W約20秒)で加熱し、加えて混ぜます。
生クリームをボウルで泡立て、
ミキサーの中身を加えてさらに混ぜ合わせます。
③冷やし固める
先程スポンジを入れた型にムースを流し込み、
表面を整えて冷蔵庫で約2時間程度冷やして固めます。
いちごや生クリームなどを好みでデコレーションすれば、
見た目もかわいいいちごのムースケーキの完成です。
まとめ
だれでも簡単に作れるものから、ちょっとコツがいるものまで、
ひな祭りにオススメのパーティーレシピを紹介しました。
年に一度のお祝いの日、いつもとちょっとちがったレシピで、
より特別な一日にしてみてはいかがでしょうか?